不眠症で眠剤(デパス、ハルシオン)を飲み続けている方へ知っておいてほしいこと

顎 痛い
この記事をみられているということは、

  • 夜寝つきが悪くて、なかなか眠れずに辛い
  • 眠るが浅くて、3時間ほどで目覚めてしまう
  • まだ暗い早朝に目が覚め、新聞配達のバイクの音を毎朝聞いている
  • 朝から一日中体が気だるい
  • 昼夜逆転しているように感じていて、昼に寝てしまうことが増えてきた

そのような状況で、仕事が集中できなかったり、学校を休みがちだったり、朝から一日家事とパートのやる気が出なくて困っていて、病院でみてもらうことになり、
「不眠症ですね」と診断され、デパスやハルシオンなどの眠剤を処方してもらい、毎日服用している状況。

そして、お薬の影響で眠れるようにはなったけど、
副作用(全身倦怠感、めまい、ふらつき、頭痛など)の影響が強くて辛かったり、
薬の耐性がついたのか、以前の量では眠れなくなり、服用量が増えていてこのまま増え続けるのかと不安だったり、
「一生薬をやめれないのか、、、」「薬と付き合って生きていくしかないのかな、、まだ若いのに、、」
と、そんな状況で不安になっているのではないでしょうか?
僕の所には普段、不眠症と診断されて、「薬を少しでも減らしたい、できればやめれるようにしたい!」という方が少なくありません。不眠症で悩む方にどんなことに不安を持っているかお話を聞くと、上記したことを必ずといっていいほどおっしゃいます。
そこで、この記事では、そのような状況で悩んでいて、よくある質問の「薬を減らしたい、やめていくにはどうすると良いのか」について、一つの考えとして記載していきます。こういうこともあるのか、と一つの考え方として捉えていただき、参考になれば幸いです。

不眠症とはどんな状態のことをいうの?

主な症状

  • 毎日のように夜寝つきが悪い
  • 眠りを維持できない
  • 朝早くに目が覚めてしまう
  • 眠りが浅くて、十分眠れた感じがしない
  • 眠れないために日中に眠気が強い
  • 集中力、注意力の低下
  • 疲労感が強い

特徴としては

  • 男性より女性に多いといわれている
  • 日本人の約2割の人が不眠症状に悩んでいるといわれている
  • 10代は稀だが、現代のPC、スマホ、インターネットの普及で子供にも増えている
  • 30代以降、症状に悩む方の割合が増えていく

不眠症の3つの種類

これは、病院で説明されたかもしれませんね。
定義的にはこの3つが代表的なものですので、一読ください。
横向き寝
①入眠困難
多くの方が悩む「眠れない」という状態は、入眠困難と言います。文字通りですが、夜眠りに入ることができない状態です。朝方の3時や4時まで眠れないような状況ですね。
②中途覚醒
眠りに入れるが、睡眠の途中で起きてしまうことを中途覚醒と言います。途中でお手洗いに起きるのは中途覚醒ではありません。また、起きてもすぐ眠れる場合は問題ありません。しかし、一度目覚めるとなかなか眠れない方や時間が経てば眠れるがまた同じ状況で起きてしまう方は中途覚醒の状態といわれています。
③早朝覚醒
予定があるわけではないのに、朝早く起きてしまうことを早朝覚醒と言います。8時に起きれば十分なのに、3時や4時に自然と目が覚めてしまう状態です。早朝覚醒で目覚めた時に、眠い方は不眠症といわれても納得いくでしょうが、目覚めた時から元気に感じる方も実際いらっしゃいます。一見良さそうに見えますが、この場合昼間や日中に眠気が強かったり、だるかったり、昼寝をしないといけなかったりする方が多いですね。定義としては、不眠症といわれる状況です。
では、次に不眠症のお薬についての本題へ入ります。

不眠症の代表的な薬「デパス」「ハルシオン」は依存性が強い

「睡眠薬(デパス、ハルシオン)をもう何年も飲んでいます。」
「身体に負担がかかるのは怖いけど、飲まなきゃ寝れないのよね。」
「市販薬をストックしています。最近飲む量が少ないと寝れないので、半錠増やすことも多くなってきました」
というお話を良くお聞きします。
睡眠薬って案外手軽に飲んでいる方が多いのですが、あなたはいかがですか?
めまい
それはなぜかというと、
日本では、お気軽に処方されて、手に入る「ベンゾ系」と呼ばれる抗不安薬が睡眠薬としてよくだされています。
 
代表的な薬名が
「デパス」「ハルシオン」
です。
これらの薬は、強い依存性があることで有名
最近では、これらの薬の長期の服用で認知症のリスクも高まるといわれているのをご存知でしたか?
僕は最近まで知りませんでした。

これらの薬を飲まれているクライアントさんは結構いらっしゃいます。デパスは神経痛がある方にも処方されていることが多いんですよ。
腰椎椎間板ヘルニアで足が痺れて仕事にならず困っていた60代の男性が来られた際には、
「痛み止めにデパスをもう長いこと飲んでいます。最近、胃がやられたり、気持ち悪くなったり、フラフラして仕事にならん時があるんです。痛みを止めるために飲んで痛みをごまかしてなんとか仕事してたけど、フラフラの方で仕事にならないから、デパスを飲まんでもいいように腰と足の痺れを治したくて、来させてもらいました。」
と、この方のようにデパスをやめたいがために来られた例も少なくありません。
腰部の分離すべり症で、仕事にならなかった50代女性の方も同じように、痛み止めとしてデパスを飲まれていました。薬の副作用が辛くて、仕事にならないからと整体に来られたケースです。
僕も病院で処方されて一度飲んだことがありますが、かなり強い薬なので副作用がすごかったです。ドクターとナースからその説明もありました。「かなり強い薬やから、副作用が強いです。もし、何か変わったことがあったらナースコール鳴らしてくださいね」と。
案の定、フラフラしてめまいのような症状が出ました。
その後、僕は断って一度でやめましたが。。

 
実は、これらのベンゾ系の薬(デパス、ハルシオン)は海外では4週間限定にするなど長期服用は禁止するように指導が入るそうです。
 
でも、日本では依存が強いのに無警戒で実際に何年も飲んでいる人もいらっしゃいます。
 
そのため、どのようなことが起きるかというと、、、
だんだん身体に薬の耐性ができて効果を感じなくなり、さらに飲まないと眠れなくなる。

不安、発汗、動悸、吐気といった離脱症状が出て、それらを抑える薬で服用量も増える。

記憶障害、抑うつ、感情麻痺、神経過敏、など様々な体調不良が引き起こされる。
 
こういうデータがあるそうです。
※引用元「薬のやめ方、減らし方」宝島社
 
怖くないですか?僕は怖くなりました。
 
実際にクライアントさんでもこのループに入っている方はいます。その中でも、動悸が止まらないのと不安感が強い方が多い。
「薬をなんとか減らしたいけどどうしたらいいかわからない」それが、悩みになっている。
そうなって当然だと思います。
 
では、ベンゾ系の薬を減らすにはどうすればいいのか?
井原医師の見解では、大きく3つ。
※引用元「薬のやめ方、減らし方」宝島社
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「一般的には薬の効果が早く切れやすい短期間作用型の薬から、ゆっくりと効果が切れる長期間作用型の薬に切り替えて行くと共に、少しずつ服用量を減らすのが原則。」
「薬に依存せずに十分な睡眠を確保するには、第一に睡眠覚醒リズムを整えること。毎日同じ時間に寝起きする癖をつけて行くこと。ベンゾ系の薬は浅い睡眠が増えるだけで睡眠の質はよくならない。」
「薬の離脱症状に耐えられる体調に整えることが大切。それに、適度な運動による体の疲労に勝る睡眠薬はない。」
そう話されています。
 
特に、体調を整える、適度な運動をして疲労させる。
この2つは経験上最も大事かと僕も思います。
普段不眠症で来られているクライアントさんには、
僕が日々そのような状態で悩んでいる方をみていると、共通して自律神経が乱れていることで全身の血流の低下がおこっています。
 
体調に関しては自律神経を整える調整を行いますが、あとは筋トレやウォーキングなどをきっちりとこなしてもらうようにしています。この2つがうまくいくと、少しずつでも減薬していけるようにもって行きやすくなります。
ここで、あなたの「自律神経系に乱れ」を整えるセルフケアを一つ紹介しておきます。
その方法は…
①座っても立ってても寝ててもOKです。
まず、片手の指をおヘソに当てましょう!

②もう片手で、両鎖骨の内側に指を一本ずつ当てます
(親指と人差し指、親指と中指、人差し指と中指などどれでもOK)

※画像引用元:https://kiyokawa-skin-clinic.jp/kampo/wp-content/uploads/2016/11/tsubo201611.png
 
この愈府(ゆふ)というツボになります。
鎖骨のすぐ下で、両鎖骨の間の中心から指二本分外側あたりです。

③このポイントに手を添えた状態で両手指をクリクリと円を描くように30秒ほど刺激します。
 
これを2回して終了!
 
すっごく簡単でしょう?
これでエネルギーの流れを調整することができて、
自律神経の乱れが少なくなります。
 
一日に3回ほどはおこなってください!
 
毎日行うと、早い人はその日に、
遅くても3日後には変化を感じるはずですよ。
次に、運動について。
筋トレといってもジムに行く必要は全くありません。
スクワットや腕立て伏せ、ウォーキングなどできることをこなすだけでいいです。

老人
スクワットを朝と晩に足が疲れる程度を毎日行う。
腕立て伏せをできるなら、腕が疲れる回数をこなす。
ウォーキングは30分くらいを一日に2回ほど行う。
この程度の運動で十分ですから、体力に合わせて、少しずつ行いましょう。
運動で少しずつですが、改善はみられます。
その方の体力や年齢に合わせたトレーニングで疲労感を日々作っていくことはとても大事。
トレーニングに関しては、相談できる治療院や病院、信頼できる方がいれば、詳しく聞いてアドバイスをもらうことをオススメします。
そうして少しずつ、回復して薬を減らしていく。

手放していく。

不安がなくなる。
 
といった計画を立てます。
 
もちろん、勝手に薬をやめることはできないので、医師にいつまでこの薬を飲むのか?を確認してみましょう。
減薬のためのアドバイスなどをしてくれるはずです。
それでも、寄り添ってくれずに薬だけ出されるようなら、他の医療機関に変わることも検討した方がいいかもしれません。

おわりに

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「不眠症で悩んでいるけど、本当は薬を減らしたい、やめていきたい。けどどうすると良いのかわからない」そう悩む方へ向けた記事を作成しましたが、いかがでしたか?
これは一つの考え方として、捉えていただければと思っています。
この考え方が絶対正しいというわけではありません。
けど、薬を減らしたい、やめたいけどどうしたらいいかわからず不安になって、僕の所に来られる方々の悩みを聞いていると、なんとかしたいという気持ちが強いです。
お伝えしたことを少しずつでも取り入れてもらって、不安が少しでも解消されれば嬉しいです。
[大阪市本町のバキバキしないで身体を変える整体]rinato鍼灸整骨院 川上健史郎