ヘルニアのあとのリハビリってご存知ですか?

【ヘルニアのあとのリハビリってご存知ですか?】

neck pain
ヘルニアには、主に二種類あり、24個の背骨のうち、
上から数えて7つ目までの首部分の背骨(頚椎)のヘルニアが首のヘルニア、
8つ目より下の背中から腰部分の背骨(腰椎)のヘルニアが腰のヘルニアです。
首のヘルニアは、肩、腕、手、指先などの上半身にしびれや痛みを感じ、
腰のヘルニアは、下半身を中心にしびれを感じます。
しびれ3
どちらも椎間板の中の髄核と呼ばれる組織が、椎間板の外にはみ出すことにより、近くを走る神経が圧迫されることによって起きます。
ヘルニアは神経の圧迫によって引き起こされるので最初はしびれがおきますが、安静にして様子をみていると痛みやしびれが和らいでくることもあります。
ただ、下半身の麻痺で歩行が困難になる場合や、排尿障害がでるような症状が重い場合は、手術が適用されることがあります。
 

【ヘルニアの手術方法とは?】

 

1. ラブ法

ヘルニアの手術には、何種類かの術式が挙げられます。
一つは、ラブ法と呼ばれ、全身麻酔後に、患部近くを数センチ切開し、ヘルニアを切除する施術法です。
手術時間は一時間程度ですが、入院期間は長い場合で、3ヶ月程度になります。この術式が最も多く採用されます。
 

2.内視鏡を用いる術式

ラブ法と同じく、全身麻酔を用いますが、内視鏡による切除をするため、傷口が小さくなります。
その結果、入院期間が短くなるという利点があり、入院期間は2週間程度と言われています。
ただ、内視鏡による術式は、手術時に見える範囲が狭いため、手術の難度が上がると言われています。
脊髄近くの手術になるだけに、かなりの技術が必要とされます。
 

3. 椎弓切除術

椎弓と呼ばれる背骨の後ろ部分や靭帯を切除することにより、圧迫をなくす術式です。
歴史が古く、回復にも時間がかかります。コルセットの着用は必須と言われています。
 

4.レーザー施術

椎間板の中の髄核にレーザーを照射することにより、髄殻の飛び出し(ヘルニア)を小さくし、
神経の圧迫を弱める施術法です。適用できるヘルニアが限られている上、保険適用ではありませんが、
体への負担はかなり小さい施術法です。
 

【ヘルニアの手術後のリハビリについて】

インナーマッスル
手術後のリハビリをどのようにするか、という方針は、個人個人の状態や、
医師の施術方針によって異なるため、一概にこの方法が最善である、とは言い切れません。
ただ、手術後のリハビリにおいて、腰を前後に動かすと、再び患部に負担をかけてしまう可能性があります。
 
まずは、腰を左右方向へ動かす運動として、ベッドの上で寝返りを打つことから始めるとよいでしょう。
その際も、上半身と下半身をひねることなく、一緒に回転するように寝返りを打つことで、腰への負担がかなり軽減されるでしょう。
この寝返りなどの、軽い運動に慣れてきた段階で、医師の方針のもと、
立った姿勢での複式呼吸で腰周りを安定させたり、簡単な体操で、腰周りのインナーマッスルを鍛えたりしていきましょう。
 
ヘルニアの手術は、大変リスクも大きく、回復までの時間も長くなる場合が多いです。
脊髄という、神経が沢山通っている大切な部分を手術している、ということを念頭において、
医師とよく相談された上で、患部に負担をかけないリハビリ方法を選択することをお勧めします。
 
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