本町の整体なら「Rinato鍼灸整骨院(リナト)」

児島由美 様

女性

◆お住まいの地域:大阪府羽曳野市

◆ご年齢:56歳

◆お仕事:会社員

◆お悩みの症状:五十肩

 

児島由美 様が当院に来院された経緯

以前から肩こりを感じていた児島さん。
来院の2ヶ月前から肩が上がらなくなってきてしまい、整形外科やはり治療にも行かれたようですが、改善せずたまたまネットで見かけてダメ元でも改善するならと思って来院されました。
また、内臓や体調的にも気になっていたそうで、当院の内蔵整体が引っかかり、もしかしたら内蔵関係するのでは?と感じたことが後押しになったようでした。

 

初回カウンセリングの様子

院長:

児島さん、こんにちは。
本日担当致します、井之内です。よろしくお願い致します。
早速ですが、今回五十肩でお悩みということなのですが、ここに来院されるまでの経緯など詳しく教えていただいてもよろしいでしょうか?

児島さん:

はい。
以前から肩こりがあったのですが、2ヶ月ほど前から腕が上がりにくくなってきました。
整形外科や鍼治療にも行ったのですが改善しませんでした。
ネットで見かけ、こちらの内蔵整体という言葉を見て胃腸の弱さやめまいも一緒に改善できればなと思って来院しました。

 

院長:

ありがとうございます。
今現在出ている症状で日常生活で困っていることがあれば教えていただきたいのですが。

 

児島さん:

はい。
肩に関しては趣味で着物を着ることがあるのですが、帯を結ぶときが痛くてやりづらいです。
あとは料理の時に棚の上の物も取りづらいですね。
めまいは寝起きに出やすくて、逆流性食道炎もあるので起床時はめまいも吐き気もあるし、肩も痛いので特にしんどいです。

 

院長:

ありがとうございます。
かなり日常生活に支障が出ていますね。
肩はもちろんですが、内臓状態やめまいも気になるので関連性なども含めてお体の状態を見させてもらいます。
では一度立ち上がってもらってよろしいでしょうか?

 

検査の結果

  • 背骨から頭蓋骨の硬さ
  • 肩甲骨および周囲の筋肉の機能低下
  • 内蔵疲労(肝臓、胃、腸)

内蔵疲労が強く出ていて体の回復力が低下し、症状が治りにくい状態になっていました。
特に肝臓の疲労で肝臓位置が下がっており、右肩周囲の組織や筋肉の動きに制限が出ていることもわかりました。
改善させていくためには、右肩の関節や筋肉を緩めていくことは必須になりますが、それ以前に内臓から右肩にかかっている負担をとっていかないと症状が改善しにくいことを伝え、体の状態を整えていくところから治療に入っていきました。

施術

初回の施術

初回の治療は検査でお伝えしたように、体の状態を整えるところから入っていきました。
肩は特に背骨や、背中や胸の筋肉の関わりが強いので、体の中心部から調整を入れていきました。

  • 血液循環の改善
  • 内臓位置の調整
  • 背骨から頭蓋骨の緊張緩和

これらの調整をまず行い、体の土台を整えてから右肩の調整を入れて初回は終了しました。
 
まずは体の中の状態を整えることが右肩の早期改善になることを伝え、肝臓に大きく負担をかけるコーヒーを控え、代わりにお水を飲んで水分補給を十分にしてもらうように伝え、初回の施術を終了しました。
次回は肩の症状以上に体全体の状態は悪かったにで、2日後には来院してもらうように伝えました。

 

2回目の施術 

前回の施述後、胸や胃のムカつきが減るなど内臓面の改善が見られました。また、右肩も朝に職場でするラジオ体操で動きやすさが出るなどの変化が出ており、内臓と右肩の関連で症状が変わっていることを伝え、2回目の施術に入っていきました。
2回目は前回同様に体の内蔵面を整え、治癒力が高い体の状態になるようにしていきました。
治療後は肩の可動域も出ているので、改善の兆しは見えていますが、症状には波があることを伝え、まずは体の状態を整え安定させていくようにしていきましょうということで、2回目の施術を終了しました。

 

3回目の施術

3回目の施術は前回から5日日。
調子は良いようでしたが、前日夜からお腹を下し右肩も上がらないという状態でした。
内臓の疲労により、肩の可動域が制限されていることが考えられましたので肩より内臓面、特に胃の調整を中心にしていくことにしました。
この時は消化が問題になっていたので、胆嚢や腸も調整を行い終了しました。
施術後は気持ち悪さは軽減しており、肩の動きは以前の角度まで戻っていました。

 

6回目の施術

初めての来院から1ヶ月後。
胃の気持ち悪さは消失、肩の動きも日常生活を送る上では問題ない状態まで動いていました。
ただ、力を入れたりするなどでは痛みが出ている状態でしたので内臓を整えながら右肩の関節や筋肉・筋膜の状態を整えていくことにシフトしていくことにしました。
施術後は右肩の可動域も最大ぐらいまで改善しており、状態を見て週一回の通院頻度にしていくことを指導し治療を終わりました。

 

13回目の施術

初めての施術から約2ヶ月後
途中に大腸炎になるなど内臓面の疲れやトラブルがありましたが、胃腸の調子も安定し、右肩の動きも良い状態で維持できています。
腕に力が入る動きで出ていた痛みも肩を大きく動かす時だけでている状態でした。
またこの頃からめまいも消失し、体調面の不安はかなり減っているようでした。
肩の関節から筋肉の調整を中心に体の状態を整えていき、この頃から10日に1回のペースでの来院に開けていける状態にになりました。

 

20回目の施術

初めての来院から約4ヶ月
当初は3ヶ月の目標でありましたが、途中内臓トラブルなどがあり期間を少し延長しても体を調整していくことになりました。
4ヶ月で来院頻度は半月に1回程度。
肩の動きも痛みが出る感じもほとんどなくなっていました。
胃腸の気持ち悪さやめまいもこの頃には出ておらず、食欲も旺盛で日常生活も活力的に過ごせているようでした。
痛みや疲労もたまりにくい状態になっているため、1ヶ月に1回程度の調整で問題ないことをお伝えしました。

 

総括

今回児島さんの五十肩の症例では、動きにくくなり出してからまだ2ヶ月。
まだ関節への組織の癒着が強くない段階でした。
また、痛みの強さは内臓からの影響が強く、内臓位置や機能が低下しているのが問題として考えられました。
初回の問診の段階で聞いていても、何が原因で肩が動かなくなってしまったのかわからない状態でしたし、深く聞いていくと胃腸トラブルが長年積み重なっており、じわじわと肩に負担をかけてきた結果だと推測できました。
実際内臓中心の施術でも肩の動きが改善するなど明らかな変化が出ていました。
四十肩・五十肩と思うと肩だけの問題に感じる人は多いですが、肩に負担をかけている部分は体の様々なところが原因になっています。今回の症状と重なる方はもしかしたら内臓からかもしれませんよ。
井之内努

 

 

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