N.N様

◆お住まいの地域：大阪市

◆ご年齢：50歳

◆お仕事：会社員

◆お悩みの症状：歩行や階段昇降

N.N 様当院に来院された経緯

会社員のNさん。
１か月前から膝に痛みが出だしたが、痛みも軽く日によっては痛くない日もあったのでそこまでは気にはしていなかったそうです。
１週間ぐらいすれば痛みは取れてくるだろうと思っていたが、中々痛みは取れず徐々に痛みは強くなっている感じがして、歩く時や特に階段の昇り降りに強い痛みが出ていたそうです。
これはほっておいても良くならないと思い、歩くのも痛みが出ていたので近くの整体をネットで探し当院にご来院いただきました。
 

初回カウンセリングの様子

院長：

Nさん初めまして、本日担当する川上です。宜しくお願いします。
早速ですが現在の症状に至るまでの経緯についてお話いただけますか？

N.Nさん：

１か月前から膝に痛みが出だしました。最初は痛みも軽く痛みがあることも忘れている日もあったので、しばらくしたら勝手に痛みが無くなっていると思い放置していました。
ですが、痛みは引かずにドンドン強くなってきて、歩くのも痛くなりました。特に階段の昇り降りで強い痛みが出るので、通勤をするのがすごく辛いので、近くの整体を探してここに来ました。

院長：

なるほど、詳しくありがとうございます。
痛みが強くなって１か月も痛みが引かず、痛みもひどくなってきたら不安になりますよね。
しかも安静にして使っていないのに痛みがひどくなっていると余計に不安も強くなりますよね。
ではNさんの体の状態を検査させてもらいますので立ち上がってもらっていいですか？
 

検査の結果

検査の結果、、、

• 肝臓
• 身体全体のバランス
• 腰部の硬さ

これらに反応。
安静にしていたのに改善しなかった原因が「肝臓、身体全体のバランス、腰部の硬さ」にありました。
それらを、Nさんに一つ一つお伝えして施術計画をお伝えしました。
特に大事なのが身体全体のバランスを良くすることです。
歩行など同じ動作を繰り返し行う運動は身体のバランスが重要です。体幹トレーニングとすると怪我をしにくくなるなど聞いたことはあると思います。
しかし、身体全体のバランスを取り除くだけでは再発の予防まではてきません。
そこで重要になるのが肝臓の疲労です。
病気ではないですが、東洋医学のみかたでは疲労している状況です。そのため、全身の血流が弱り、寝ても回復しない身体になっているんですね。
体が回復できないと筋肉や関節が固くなってしまいます、ですので肝臓の疲労を取り除くことで関節の柔らかさが維持出来るので再発の予防にもつながります。
まずは、この問題点を調整していくことで経過をみながら施術の間隔や処置を変えていくことにしましょうとお話して初回の施術に入りました。
症状、体質改善には目安として３ヶ月ほど期間をみてもらいます。

施術

初回の施術

初回は、全身の血流と、内臓の調整を軸に行います。
そうすることで、内臓の機能が引き上がります。
その後、身体のバランスや腰部の調整をして終了。
施術後は関節の動きもよくなり、この状態をキープするために施術間隔を最初はなるべくつめて来るように指導。
次回は最短でこれる翌日に予約して帰られました。

2回目の施術　初回の翌日

症状はまだ当然大きく変化はないと思っていましたが、
「歩いた時の痛みが取れました！！」とNさん。
今回も前回同様に血流と内臓を中心に、股関節と腰部の調整を行いました。
引き続き、筋力トレーニングなどの激しい運動は控えるように指導し終了。
体の回復力が下がっているときに激しい運動をすると症状の改善が遅れることがあります、まずは体を休めることが早く改善する近道です。
次回も最短で来れる４日後に予約して帰られました。

3回目の施術　初回より５日後

「歩く時の痛みはほとんどありませんが、階段の降りる時はまだ痛みはできます。」とNさん。階段を降りようとすると痛みはありますが、普通に歩く時には痛みは無くなっているので身体が良くなっているのは実感している様子。
階段を降りる時は体重を重力を支えないといけないので、この動作はもう少し時間がかかりそうです。
施術前の検査では、肝臓の疲労が残っていました。痛みは軽減してきていてもまだ安心できない状態でした。
引き続き内臓と身体のバランス、足首の調整を中心に進めます。今回から膝の調整も追加。
ここで、良い変化としては、股関節、腰部の状態が良くなってきたことです。
関節の遊びも広がり、関節が柔らかくなっていました。
内臓の状態がまだ安定していないので、期間を詰めてきた方が良い状態です。
次回も最短で来れる4日後に予約を取って帰られました。

4回目の施術　初回より９日後

「少しなら階段を降りれるようになってきた！！」とNさん。まだまだ痛みはありますがかなり軽減してきているとのこと。
内臓の状態がまだ疲労が残っている為、このまま施術ペースは4日おきくらいで、内臓の疲労を取り体の状態が安定するように調整していく計画をお話しすると、Nさんは安心されていました。
次回は４日後に予約。

５回目の施術　初回より１３日後

「膝の痛みが強くなりました」と不安そうなNさん。
痛みが減ってきたので、買い物に出かけたそうです。買い物中は大丈夫だったそうですが、後から痛みが出てきたそうです。
検査してみると、前回に比べ腰部の動きが固くなっていました。
やはり、内臓の状態が安定していなかった為、関節の状態が固くなってしました。
引き続き内臓の状態を引き上げるために、内臓を中心に股関節、腰部、膝を調整。
今回は腰部の状態を維持するためのセルフケアを指導。
痛いは改善してきていましたが、今回は少し戻りがありました。しかし、初回に比べ体の状態は良くなっており内臓の状態が安定してきたら膝の痛みもさらに改善していく事を伝えました。
施術ペースは維持してもらうよう指導して終了。

７回目の施術　初回より25日後

歩いても、階段の昇り降りでもほとんど痛みが出なくなっているので状態はかなり良くなってきました。
６回目以降は７〜１４日間隔で調整に来てもらいました。
日常生活には何の問題もありませんが長時間歩きまわるなど負担が多くなるとまだまだわかりません。
ストレッチ方法を伝えて今回で施術を終了することになりました。
当初の問題点であった腰部、肝臓の疲労も良い状態で安定しているので、今回辛かった症状は歩行時の痛み・階段の昇り降り時の痛み・どんどん痛みがひどくなること。このまま治らないんじゃないかと言う不安にもう悩むことはないとお伝えするとNさんは安心されていました。
感想の声をいただいて、終了。

総括

今回のNさんは、何か特別なことをしていないのに悪化してしまった膝の痛みが主訴でした。
症状は、歩くのはもちろん。立ち上がりに痛む、階段昇降が辛い、膝に力が入らずふらつくことで日常生活に支障がで続けていることでした。
痛みが引かず不安もあったそうですが、日に日に歩きやすさも出て来て、最終的には症状が気にならずにお出かけするのも楽しめるようになってくれました。
毎日の通勤が普段なら３０分程度のところを１時間かせて通勤していたそうです。
膝に痛みが出ていると言うところだけでなく、日常生活で痛みによってどんな支障が出ているか、その面をイメージして施術に必要な箇所を判断していきました。
骨には異常がないので、いわゆる変形性膝関節症が進行している訳ではありませんから、問題点は上記した通り。
特に、肝臓疲労と腰部はカギだったように思います。
Nさんの生活スタイルを把握して、要望もはっきりしていたので、それに沿って二人三脚で施術計画を進めていくだけでした。
結果的に通勤に不安なく復帰できるのに３ヶ月ほどで持っていけましたが、ご自身がお伝えしたことをしっかり信じて守っていただけたお陰で良い状態へスムーズにいけたと思います。
Nさん、喜びの声ありがとうございました！
これからも素敵なお仕事を楽しんでください。
川上健史郎