本町の整体なら「Rinato鍼灸整骨院(リナト)」

M様

女性

◆お住まいの地域:大阪

◆ご年齢:16歳

◆お仕事:学生

◆お悩みの症状:腰痛

 

当院に来院された経緯

腰を痛めてしまったのMさん。
普段からなんとなく腰に疲れが溜まっている感じがしていたそうです。でも特に問題なく身体は動いていたのであまり気にしてはなかったそうです。
ダンス後は特に腰に負担がかかっているような状態だったそうなんですが、先日ついに腰を痛めてしまい、このままだとダンスができなくなると思いネットで検索して来院されました。

 

初回カウンセリングの様子

院長:

Mさんよろしくお願いします.
Mさんは腰を痛められたということですが、どのような経緯で今に至るかお話いただけますか?

 

Mさん:

はい、普段から『腰に疲れが溜まっているな』という感じはあったんですが、特に痛みが出ることもなかったのであまり気にはしてなかったのですが、ダンス終わりにその疲れが徐々にひどくなっているなという感じがあってこの前ダンス中に腰が痛くなってダンスが踊れなくなると思い、ネットで検索して来院しました。

 

院長:

そうでしたか、ダンスができないのは辛いですね。
少しでも早く痛みが取れるように一緒に頑張っていきましょうね。
今どういった動作が早く改善すればいいですか?

 

Mさん:

はい、今はどう動かしても腰が痛くなります。まずは腰の痛みを無くしたいです。
それからダンス後に腰に疲労が溜まりやすいので、ダンスで腰が疲れないような身体になれば嬉しいです。
ダンスは腰が痛くてできないですが、早くダンスができるようになりたいです。
学校はあまり休めないのですが、あまり無理はしないようにします。

 

院長:

そうですか、わかりました。
では、一緒に頑張っていきましょう。
まずMさんの体の状態をチェックしていきますので、立ち上がりましょう。

 

 

 

検査の結果

検査の結果、、、

  • 腰部の筋緊張
  • 腎臓の疲労

この2つに反応。
腰痛との原因が「腰部の筋緊張、腎臓の疲労」にありました。

腰部の筋緊張は近位的な原因で筋肉に酸素不足が起こり、血が行かなくなったことによって疲労感や痛みを感じるようになります。

実はこの『筋肉の緊張』はそれほど問題ではありません。というのも筋肉の緊張が痛みを引き起こしているわけではないんです。

あなたの近くにも肩や腰がむちゃくちゃ硬いのに『痛くもかゆくもない』という人いませんか?
筋肉が硬い=痛み

ではなく、筋肉の酸欠が痛みを引き起こしていたのです。
それらを、Mさんに一つ一つお伝えして施術計画をお伝えしました。
その『筋肉の酸欠』を引き起こすのが内臓の疲労です。
特に腎臓の疲労が気になりました。
よく話を聞くと『水分をあまり取らず、塩辛いものが好き』だったみたいです。

腎臓は血圧の調整や血液をろ過して尿を作り老廃物を取り除いています。
腎臓は水分不足と塩分で疲労を起こします。長期化すると腎臓の病気にも発展していく可能性が上がります。
腰の痛み=腎臓の疲労
腎臓が血圧を調整して血流のコントロールをしてます。
腎臓の疲労が腰の痛みを引き起こしているイメージは中々できませんよね。
腎臓の疲労が腰痛の原因なることがあることをMさんにわかりやすく説明しました。
ダンスでは上半身を支え安定させるため、下半身の連動性を上げるために腰部が働いています。
腰の疲労や柔軟性の低下はダンスのパフォーマンスを低下させるだけではなく、怪我の原因にもなってしまいます。
ダンスで腰に大きな負担をかけていたMさん。
ダンスをしているだけでは、これほどの痛みは出ません。ダンサーの皆さんが全員腰痛っていうわけではないですよね。
腰に負担をかけている➕腎臓の疲労があったことによって
ダンスができないほど痛みを出してしまいました。
腰の筋肉・臀部の筋肉・股関節の可動域・腰部の可動域を確認してみると腰痛になっていてもおかしくはない状態。

腰が不安定になっていた結果

  • 腰部
  • 腎臓

 

これらに大きな負担がかかっていました。
筋肉の緊張が強くなっていたのは2次的なものなんですが、それがさらに腰痛を悪化させていました。
腰椎の役割は、
上半身を支えると同時に下半身からくる衝撃を受け止める役割があります。
腎臓の役割は、
尿を作る・体の中のバランスを整える・血圧の調整・ホルモンを作る
体の中の毒を集めて尿を作ったり、血流に関係する血圧の調整をしていたり
体の回復力にも影響しているんです。
それらの状態が悪くなってしまっているため、腰にダメージがかかり続け蓄積され、腰の痛みが出てしまったようです。
さらに大腸の疲労も出ていました。
もともと便秘気味だということ、大腸が圧迫されていたということ、あまり水分を取らない、1度にたくさん食べ過ぎてしまう。
特に腎臓は『水分を取らない・塩分が多い』方が疲労を起こしやすいです。
そうすると、

腎臓の負担が強くなり

姿勢が崩れる(姿勢防御)

循環低下

筋肉の酸素不足

腰が回復しにくい

このようなパターンが起こります。
腰痛自体は安静にしていれば、痛みはそのうち引いていきます。
痛みが治まれば治ったということではありません。
Mさんはまたダンスを再開しても腰が痛くならない身体を手に入れなければいけません。
風邪でいうとウイルスという原因によって熱や咳・鼻水が出ますよね。
腰痛というのはこの熱や咳・鼻水と一緒なんです。
いわゆる症状が治まっているだけなんで原因のウイルスをどうにかしなければいけません。
Mさんの場合は腎臓にありました。
この状況だと腰痛になっても当然という状況。
そういうカラダでした。
腎臓疲労は病気ではないですが、東洋医学のみかたでは臓器が悪いのではなく、疲労している状況です。そのため、全身、特に腰の血流が弱りやすい状況。
これらの問題点を調整しながら、普段の生活ではたくさん食べ過ぎないことを意識してもらう、塩分に注意して水分を意識的に取ってもらうようにお伝えして施術に入りました。

 

 

施術

初回の施術

初回は、全身の血流と気の流れ、内臓(肝臓,腎臓,胃腸)の調整を軸に行います。
そうすることで、内臓の機能が引き上がり、全身の血流が良くなります。
その上で、
腰椎の調整
腎臓を調整。
上半身の体重は腰で支えます。
腰の安定性がないと上半身の体重を分散できずに腰部にダイレクトに負担がかかります。
柔軟性があることで負担を分散させて1点に負担がかからないように人間の体はできています。
上半身を支える上で腰の安定は必要不可欠。
特にダンスでは腰を安定させないと負担が大きくかかります。
腰部は身体の中心で様々な役割があります。もちろんダンス時にも重要な役割を担っています。
施術後は、腰を曲げ伸ばししてもらったり、少し歩いてもらったりした痛みはグッと下がりました。
痛みのレベルは10⇨「3か4くらいです」とMさん。
この調子で調整をかけていく予定です。
早くダンスができるようになりたということなので、3日後に予約して帰られました。

 

2回目の施術 初回より3日後

長時間歩いたり座ったしていると腰が痛くなるものの、痛みは治まってきて腰は回復に向かっている状態。
痛みは少し残りますが、身体が今までと違う感じがするとMさん。
塩分を抑えて、水分を頑張って取っているので内臓の負担が減り回復に向かっているのでしょう。。
施術は前回同様。
内臓調整、腰部を軸に調整。
施術後、痛みの出る動作を確認すると、
「10⇨3、4だったのが、1か2くらいです」とMさん。
順調に調整は進んでいますが、テスト勉強もしないといけないので、座っている時間が長くなって腰がまた痛くなるのが少し不安ですとMさん。
できるだけ無理のないようにしてもらい、状況を次回1週間後に教えてもらうことに。

 

3回目の施術 初回より10日後

前回から、座っていると腰の痛みが少し強くなったがそこまで痛みは増えておらず。「痛みのレベルは10⇨1、2のまま維持しています」とMさん。
ただ腰の痛みが落ち着いてきたので早くダンスがしたいとのこと。
この時点ではまだダンスは我慢してもらいました。
今回も全体のチェックから。
腰部の筋肉の硬さは前回終了後よりは少しある状態。腎臓疲労は軽減。
施術は前回同様。
内臓調整、腰部を軸に調整。
施術後、痛みの出る動作を確認すると、
「10⇨1、2だったのが、ほぼ0」とMさん。
順調に調整は進んでいますが、ダンスをすると痛みが出ると判断。
症状ではなく、原因が取れるまで安心はできません。
できるだけ無理のないようにしてもらい、状況を次回1週間後に教えてもらうことに。

 

4回目の施術 初回より17日後

「痛みが出る前は授業で座っているだけで腰がダルくなっていたんですが、最近はほとんでないです!!日常生活の中では腰に痛みは出なくなりました!!」とMさん。
痛みがなくなることは重要ですが、Mさんはこれから生活を続けていく上で腰に負担がかかりやすいので、ここからが重要。
身体の回復力を上げて1日で溜まった疲労を寝れば回復するような状態にまで引き上げることが重要ということをMさんに説明。
腰部も10⇨0とのこと。
施術も同様に。
内臓、骨格調整を軸に。今回は胸椎の関節、頚椎の関節を調整。
「腰が痛く無くなったダンスを再開してもいいですか?」とMさん。
この状態だと、ある程度腰に負担を抱えても大丈夫と判断。まだ全力ではやらないように指導してます。
次回も1週間後に予約して帰られました。

 

5回目の施術 初回より24日後

「ダンスしてみてどうでした?大丈夫でしたか?」と聞くと、
「大丈夫でした、加減して動きましたがほとんど痛み無くダンスできました!!痛めた時の動きをするのが少しこわくてできなかったんですが、ほとんど大丈夫でした!」とNさん。
問題なくダンスできたようです。
施術前に体をチェックしても、疲労感くらいで、腰の状態以外はそれほど気になりませんでした。
今回はダンスで疲労した腰を主に調整。
動作に不安が残るところの調整。
腰は問題なくダンスもこなせて、腎臓の状態もいいので今後は1ヶ月に1度位のペースで体の調整に定期的に来られる予定です。

 

総括

今回のMさんは、腰痛でお悩みでした。
症状は
ダンスで痛めた腰
腰を動かすと何をしても痛い
日常的に腰に疲労感
ダンスができなくなるかもと不安になっている
これらが主な状態。
腰を痛めてしまったMさん。
腎臓の疲労がなければ、そこまで問題にはならなかったと思います。
ダンスを辞めれば治療の必要も無かったかもしていたかもしれません。腰痛はそれほど問題ではありません。
問題なのは日に日に調子が悪くなり回復してなかったということ。
何年もかけて徐々に悪くなっていたのでしょう。
腎臓の疲労も強く、回復が遅くなっていることが1番の問題だったのです。
これからもダンスを続けていくにはこの回復力を上げていく必要がありました。
調整はそれらを中心に進めていきましたが、順調に回復し、2回目の施術後に家事を軽めに再開してもらい、4回目の後にはお孫さんと遊んでも問題はなくなりました。
その後は、家事で負担がかかるので定期的にメンテナンスを予定しています。
腰痛は、一般的に患部である腰の筋肉や関節を調整することがほとんどですが、今回のMさんのように患部以外の問題点から患部である腰に負担が蓄積されて発症することも多々あります。
今回のMさんはそのパターン。
患部だけマッサージや電気治療をしていても改善しない状況でした。
早期に回復するために、患部に負担をかけているところを解いていくことでうまく回復してくれました。
もし、あなたもMさんのように腰痛で湿布やストレッチ、マッサージを続けていても改善しないなら、他の箇所に問題点があるかもしれません。
案外、すっと良くなることもありますよ。

 

本町の整体なら「Rinato鍼灸整骨院(リナト)」 PAGETOP