D.M 様
◆お住まいの地域:大阪市阿倍野区
◆ご年齢:34歳
◆お仕事:小売業
◆お悩みの症状:腰痛
D.M様が当院に来院された経緯
15年前の20歳ごろから腰痛に悩んでいたDさん。
自転車職人という職業柄、腰痛を常に感じながら仕事をすることは仕方ないのかと思われていました。
整形外科で検査をした結果は、腰椎3、4番の椎間板に問題があることを指摘されたそうです。
ストレッチなどをして対処はしてきたそうですが、年に2回ほどぎっくり腰になるのと、夜寝る際は常に腰が痛いことで悩んでいました。
そんな中、さらに腰痛がひどくなって来るのを不安に思い、来院されました。
初回カウンセリングの様子
院長:
Dさん初めまして、担当する川上です。宜しくお願いします。
Dさんは腰痛が主訴だということですが、これまでの経緯についてお話いただけますか?
D.Mさん:
はい、腰は20ごろからずっと痛いです。
だいたい15年前ですね、その頃から自転車屋の仕事をしているので、中腰が多いから仕方ないとは思っていました。
整形外科でもみてもらったのですが、腰椎の3と4の椎間板が問題あるのと筋肉が固着?していると言われました。
骨は大丈夫とのことでしたが、ストレッチなどをしていっても痛みはずっとつきまとっていました。
夜も寝るときに常に腰が突っ張って痛いです。
最近きつくなってきているようにも感じるし、ちゃんと診てもらった方がいいと思ってきました。
院長:
なるほど、詳しくありがとうございます。
職業柄負担はかかりますし、腰痛があると大変ですね。
夜も常に痛いと睡眠もしっかり取れない、疲労が取れないということに繋がりますね。
わかりました、ではDさんの長年の腰痛の原因をチェックして、問題点をみていきますね。
では、立ち上がりましょう。
検査の結果
検査の結果、、、
膵臓と腎臓疲労
左足首、右股関節、頚椎上部、腰椎の柔軟性
これらに反応。
長年の慢性腰痛の原因が「内臓疲労と骨格のバランス」にありました。
それらを、Dさんに一つ一つお伝えして施術計画をお伝えしました。
お話を聞くと、炭水化物の摂取量がかなり多かったのが、膵臓疲労の引き金になっており、ストレスや水分の不足などが腎臓に負担がかかっていました。
それにより、体の歪みが生じ、関節の固さにつながっています。
まずは、この問題点を調整していくことで経過をみながら施術の間隔や処置を変えていくことにしましょうとお話して初回の施術に入りました。
施術
初回の施術
初回は、全身の血流と気の流れ、内臓の調整を軸に行います。
そうすることで、内臓の機能が引き上がり、自律神経のバランスも整います。
施術後はバランスも良くなり、この状態をキープするために施術間隔を最初はなるべくつめて来るように指導。
次回は最短でこれる一週間後に予約して帰られました。
2回目の施術 初回より7日後
「この一週間いつもよりマシでした!」とDさん。
思ったより、早く変化を感じていらっしゃいました。お話を聞くと、過剰ぎみだった糖質と不足していた水分を取ることをしっかり守ってくれていたのでそれが、より良い方向に向かったようです。
今回も膵臓や腎臓の内臓を軸に、頚椎や腰椎、骨盤、股関節や足首の調整を行いました。
引き続き、水分と甘いもの、糖質を制限してもらうことと、今回は腰の負担を減らすための座り方を指導。
普段の生活で腰に負担がかかっている要素を取り除いていくことが、早く改善する近道です。
座り方や物の持ち方といった単純ですが、とても大切なことなので、そのことも説明させてもらいました。
次回も最短で来れる一週間後に予約して帰られました。
3回目の施術 初回より14日後
「寝たときに常に腰がジンジンしていたのは取れてます!」とDさん。
まだ、完全に腰の状態が楽になっているわけではありませんが、良いところも出てきているのを実感されているようです。
しんどいところもまだありますが、このように良くなった所に目を向けると改善のスピードも早まるので、「この時は腰がきついけど、夜マシやわ!良かった」といったようにきついところがあっても、良いところにフォーカスし続けてくださいねとお伝えしました。
イメージや意識ってかなり重要です。
今回も内臓の調整と骨格の調整を行い、終了。
次回も一週間後に予約して帰られました。
4回目の施術 初回より21日後
一日だけ、症状が以前のようにしんどい日があったそうですが、他の日は腰痛の程度が引いているようです。
中腰としゃがむ仕事が中心ですが、その際にじんわりと腰に来るようです。
夜の痛みは引き続き楽な様子。
今回は足首、特にアキレス腱を調整しました。
6回目の施術 初回より41日後
「調子いいっすね、夜も日中も腰マシです」とDさん。
体のチェックを施術前に毎回行いますが、初回のときに比べて内臓のハリも各関節のつまりも少なく安定しています。
この状況なら血液循環が良いので、症状が出にくいと判断できます。
施術は内臓と骨格、筋膜といったところを調整して終了。
引き続き、糖質と水分と座り方、仕事の姿勢を注意してもらうように指導させてもらいました。
7回目以降〜
その後、調子も良いままDさんはお仕事もできています。
夜寝る際に常に痛かった腰も気にならないようで、自転車で100キロ出かけたりされていました。
2週間から1ヶ月程度の間隔でメンテナンスに来られています。
感想の声とお写真を頂いて終了しました。
総括
今回のDさんの症状は慢性腰痛。
それも15年以上で、夜寝る際は常に痛いのが当たり前で、仕事も痛みを日々感じながらされていました。
自転車屋を経営されているので、中腰も多く腰の負担は非常に多い生活だったので、当然腰痛は仕方ないと思っていたそうです。
整形外科では腰椎3、4の椎間板に問題があると診断を受けていましたが、骨には異常なし。
カラダのチェックをしていくと、上述した通り、
膵臓疲労(糖質過多)
腎臓疲労(水分不足、ストレス)
骨格の問題(頚椎、腰椎、股関節、足関節)
これらに原因があると判断。
この問題点を取り除くことで、Dさんの腰の血流が良くなり、慢性腰痛の症状がスーッと引いていくとイメージがつきました。
6回目の施術(初回より41日後)以降はそれらの問題点が気にならないように安定してくれていました。
お伝えした、生活習慣で気をつけることをしっかりと素直に守ってくれたから想像以上に回復と安定が早かったです。
Dさんの職業柄、重たい自転車の出し入れや、しゃがんでタイヤなどのメンテ、といった姿勢があります。
そうすると、まず骨格の問題として負担が来るのが、足首と股関節。
この2つの可動域をクリアにしておくことと、普段のケアが大事でした。
内臓疲労に関しては、初めて聞いたそうで驚かれていましたが、指摘することで納得されていましたからすぐに食生活を改めてくれました。
施術とご自身の生活習慣で腰に負担をかけていることを認識してもらうこと。
この2つがバッチリハマるとスピードも早まって改善していきます。
あなたがDさんのように、腰に負担がかかるお仕事をされていて、10年以上慢性腰痛で困っていることが当たり前と思っているなら、Dさんのように改善して腰への意識が無くて生活できるようになることも十分可能性はあります。
「もしかしたら..」と、思われたなら一度ご相談ください!
そんな方々のために僕は存在していると、常日頃思っています。
川上健史郎