W.G様
◆お住まいの地域:大阪市北区
◆ご年齢:37歳
◆お仕事:システムエンジニア
◆お悩みの症状:頭痛,肩首の凝り
W.G 様が当院に来院された経緯
15年前より頚肩凝り、頭痛に悩まされ続けてきたW.Gさん。
大学からPCが多くなり、まずは腰痛を抱えていたとのこと。その後、肩凝り、頚凝りが慢性的になり頭痛も頻繁におこるようになったそうです。
その後、マッサージ店や整形外科にて施術を受けられていました。
痛み止めや筋弛緩剤、週2回のマッサージなどの処置を受けても中々改善せずに当院に来院されました。
初回カウンセリングの様子
院長:
Wさんはじめまして、担当する川上です。よろしくお願いします。
15年前から症状で悩んでいるとのことですが、これまでの経緯をお話頂けますか?
W.G さん:
はい、15年前から大学時代にPC作業が増えてから肩凝りや頚凝り、頭痛に悩まされています。
システムエンジニアとして社会人になり、腰痛を抱えてから肩周りの症状が強くなっていきました。
マッサージにも週2回は通っていて、神経内科でもみてもらって頭痛薬や筋弛緩剤、痛み止めなどをもらって飲んでも変わらないので来させてもらいました。
院長:
そうだったんですか、15年前からとは長いですね。
薬も効かないとはかなりしんどい日々だと思います。
Wさんが今の症状で日常生活にて困っていることはどんなことになりますか?
W.G さん:
そうですね、症状があるので起きてもスッキリしない、平日半日仕事すると痛くて集中できないことが困っているのでそれを改善したいです。
院長:
わかりました。起きてすっきりしないのと平日半日仕事したら痛くて集中できなくなることで困っているということですね。
では、今からW.Gさんの15年続く症状について検査していきますね。
検査の結果
検査を行っていくと、
頚椎の彎曲
血液、脳脊髄液の循環低下
が反応しました。
15年続く肩首凝り、頭痛の原因が「頚椎と血液・脳脊髄駅循環」にあったことが判明
施術でこれを改善していくことになりました。
症状の期間が15年と長いため、体質改善には3ヶ月は必要とお伝えしました。
施術
初回の施術
初回は、身体の土台作りを中心にすすめます。
頚椎の屈曲痛が顕著、伸展痛もある状態。右回旋制限がありました。
脳脊髄液を循環させることは脳と脊髄という中枢神経の栄養をしっかり送れる状態にするために必要です。
頚椎の調整も加え、今回を終了。
症状はまだ取りきれてはいませんが、可動域の改善がみられました。
次回は4日後に予約され帰られました。
3回目の施術 初回より8日後
頭痛はまだ残っているようで、肩首の凝りも残存している状態。
施術は引き続き土台を整えるように調整。
頚椎や脳脊髄液にくわえ、内臓の調整も行いました。
施術後は可動域制限が改善されますが、まだ持ちが長くない状態。
安定するまではまだ期間がかかることをお伝えし終了。
初回より一ヶ月半後
施術後に可動域が改善したまま持つ期間は少しづつ長くなってきましたが、毎日残業を3時間程度されることもあり疲労感が抜けにくい様子。
睡眠不足は日々の疲労を蓄積させるので、その負担は大きいようです。
頚椎の屈曲痛は以前より軽減しているが残存。伸展と回旋は楽になっている様子。
3ヶ月後
初回より三ヶ月後、
日々3時間ほどの残業が続く環境は変わりませんが、調整は週に1回程度で頭痛や痛みはでにくくなって安定してきました。
薬も飲む日はほとんどなく、過ごせているようです。
頚椎の彎曲の問題も安定しており、疲労感の調整をするだけで良い状態はキープできています。
当初の頚肩凝り、頭痛で朝のしんどさや平日半日仕事をしても持つようになっている状態。
今後は定期的に調整に通われることを希望されました。
総括
今回のW.Gさんの症状は15年と長い期間悩まれていました。
こういった状況が当たり前と思われている方はたくさんいらっしゃいますが、問題点をハッキリさせ、体質を変えていくように計画的に施術をすすめていけば改善するものです。
W.Gさんの問題点は頚椎と脳脊髄液の循環が低下。
その問題を軸に調整をすすめていきました。
マッサージに週2回通い、病院でお薬を出されていても症状が改善しなかったのは、構造的な問題(骨格や筋など)と生理学的(体液循環、内臓疲労)な問題がW.Gさんにはみられたためだと思います。
現在も日々3時間を越える残業をこなされていますが頭痛を訴えることはありません。
定期的に調整させて頂いていますが、疲労による問題点だけなので、大きく身体がくずれることもなく体質も安定しています。
もし、W.Gさんのように15年といった長い期間慢性の肩首凝り、頭痛で悩まされていて、病院などに通って処置をしても変わらず悩んでいるなら、構造的な問題や生理学的な問題があるかもしれません。
ひょっとしたら良くなるかも…そう思われた方はぜひご相談くださいね。
川上健史郎